MVS版KOF98ではキャラクターセレクト画面やオーダーセレクト画面にてオロチチームを除いた裏キャラクターには専用画像が用意されていなかった。
相手をする側としてはコイツは裏なのか?表なのか?というのが判りにくかったが、通常技だけで立ち回り最後の最後で飛び道具で削り殺す裏京や裏リョウなどそれはそれで戦略的な要素も含んでいた(ただし人権のあるキャラクターによる)
家庭用ネオジオ版発売日の1998年9月末より3か月ほど経った12月末、ネオジオCD版が発売された。時期の経った移植だった事もあり、追加要素として裏キャラクター専用のキャラクターセレクト画像やオーダーセレクト画像、オリジナルイラストが拝めるアートギャラリー等が追加された。(晩年のネオジオCD版はこういったオマケ要素に力を入れていた)
この追加された裏キャラ画像がとても個性的で、
後のDC版にも採用された時は感慨深かったものである。
時は経ち2008年の年末。KOF98を現代風にリメイクするという名目で制作されたKOF98アルティメットマッチ。
既存の裏キャラのキャラクターセレクト画像やオーダーセレクト画像が新規のものになっているという情報を見て、なぜ変えたとかまぁ仕方ないよねという二律背反する自己を抑え確認。
良い。旧家庭用も悪くないがこっちも良い!よくやってくれたスタッフ様!
こういった細かい所の気配りが作品の質を上げるのだなぁ、と思った次第でありました。